
相続通信vol.6
お盆と相続
今週からお盆休みで夏季休暇の会社も多いのではないでしょうか?
ご存知の方も多いと思いますが、
お盆は日本古来の祖霊信仰と仏教が融合した行事で、仏教用語の盂蘭盆(ullambana)の省略した言葉が由来だと言われています。
(下記wikipediaより抜粋)
盆の明確な起源は分かっていないが、1年に2度、初春と初秋の満月の日に祖先の霊が子孫のもとを訪れて交流する行事があった(1年が前半年と後半年の2年になっていた名残との説がある)が、初春のものが祖霊の年神として神格を強調されて正月の祭となり、初秋のものが盂蘭盆と習合して、仏教の行事として行なわれるようになったといわれている。日本では8世紀ごろには、夏に祖先供養を行うという風習が確立されたと考えられている。地方や、佛教の宗派により行事の形態は異なる。
七夕や盆踊りもお盆に関係する行事です。
お盆は地域により多少日取りが変わる事がありますが、今は全国的に8月15日がほとんどだそうです。
(そういえば、子供の頃、長野の祖父の地元の七夕祭りは8月7日でした)
亡くなった方やご先祖様への供養と感謝をする機会なので、正しく理解してお盆を過ごされると更にお盆の行事が趣深く感じられます。
猛暑の中のお盆休み。
お盆で帰省して親戚縁者が一堂に会して、久しぶりに顔を合わせて食事や宴会をするというご家庭も多いと思います。
親の心、子知らず。
子の心、親知らず。
とは、よく言ったもので、親は子に先祖代々の墓を守って欲しい、自分の葬儀や相続で子に迷惑をかけたくないと思っている。
子はなるべくなら親の希望を叶えたいと思っているが、葬儀では親の親戚や知人にも配慮しなければいけないし、相続では兄弟姉妹でいがみ合う事は絶対に避けたい。
が、親に生前に手を打ってよ、とは言いづらいし、遺言書を書いてよとは尚更です。
2015年1月1日から相続税が増税になってから初めてのお盆休み。
都市部では路線価などの土地の価格も上昇していて、新たに課税対象となるケースが増えるのは間違いありません。
少し前までは、親と子の間で相続に関する話題はタブーとされてきました。
しかし、先祖代々のご先祖様がそうであったように、親はいつかは亡くなります。
そして、片方の親が亡くなる一次相続から残された親が亡くなる二次相続までの期間は13.6年だと言われています。
特に注意すべきなのは二次相続です。
平均寿命の関係で、一次相続は父の相続、二次相続は母の相続となるのが一般的ですが、
一次相続の配偶者の控除枠が使えない二次相続は状況が一変します。
二次相続までの10年超で、金融資産は目減りして、経年劣化して買い手がつきにくい自宅財産が残ります。
年老いた母親と、それぞれが成長して家族を持った子供たち。
今よりも状況は間違いなく複雑になっています。
そして何より、そこには調整役になる親が存在しません。
最高の先祖供養は、これからも一家が仲良く繁栄を続けることなのではないでしょうか。
せっかく家族が久しぶりに顔を合わせるお盆休み。
我が家の財産をどうやって守っていくのか、腹を割って話してみてはどうでしょうか?
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