
法人保険のキホン(生命保険編)vol.3
○事業補償について考えてみる
今日は、経営者を対象とした生命保険契約の
契約について話をしたいと思います。
保険の契約形態としては、下記が一般的だと思います。
契約者:法人
被保険者:法人の経営者
保険金受取人:法人
そもそも経営者はなぜ生命保険に契約するのでしょうか?
それは、経営者個人の、
その法人企業の経営における影響力・貢献度・寄与度が
いうまでもなく絶大であるからです。
前提として、一般的に企業である法人と、
法人の経営者個人は別人格として扱われます。
言い方を変えると、法人として存在するということは、
経営者の生存とは別に事業が継続し続けるということです。
しかし、大企業は別として、
中小企業の法人は,経営者個人に依るところが大きいです。
「社長の能力・技術で事業が成り立っている」
「社長の信用で取引とつき合っている」
「社長の信用で金融機関からの借入れができる」など、
経営者の影響力・貢献度・寄与度は広範囲にわたっています。
ですので、中小企業においては,
経営者が死亡してしまうような事態に備えた対策が必要です。
事業補償としての対策は、長期的な視点でいうと、
根本的には後継者の育成と自社株の対策が
不可欠であるといえるでしょう。
そして、短中期的には、事業継続を支える資金対策として、
生命保険の利用が有効であると考えられます。
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